こんにちは、じゃすてぃです。
みなさん、プログラミングやってますか??
世間ではさまざまな学習教材が出回っており、Progbteを始めとするオンライン学習サービスも充実していますね。
じゃすてぃはRuby on Railsを業務で取り扱って4,5年のまだペーパーですが、最近では駆け出しエンジニアにプログラミングを教える機会が増えてきました。
そこで薦めているのが「Ruby on Railsチュートリアル」を3周はすること。
こちらについては結構賛否両論あるとは思いますが、ここでは独学でプログラミングを学んだじゃすてぃ目線で、僕が初心者にRuby on Railsチュートリアルを薦める理由を紹介します。
目次
Ruby on Railsチュートリアルとは?
Ruby on Railsチュートリアルは、Ruby on Railsの便利さ故の初心者が理解する難しさを理解した上で、より実践的なアプローチでRuby on RailsでのWebアプリケーション開発を指南してくれるチュートリアルです。
Ruby on RailsはScaffoldに代表される魔法のような超効率の便利機能がありますが、初学者がそれに頼ると内容を理解しないまま進んでしまう恐れがあります。
Ruby on Railsチュートリアルでは、Scaffoldを使わない方針でRuby on Railsの機能の作り方を一つずつ丁寧に解説してくれます。
Ruby on Railsのメリット
Ruby on Railsチュートリアルのメリットから紹介します。
Ruby on Railsチュートリアルのメリット①:レベルの高いチュートリアル
Progateやドットインストールはとてもわかりやすく便利な初学者向けWeb教材ですが、それらではRuby on Railsの基礎の基礎は学ぶことができますが、とてもレベルが高いチュートリアル・教材であるとは言えません。
またこれらの教材は初学者向けに作られすぎて、わかり易すぎるという問題があります。
わかり易すぎて、実はわかっていない。
そんな状況に陥りやすいです。
Ruby on Railsチュートリアルでは、Twitterと同様の機能を1から作っていく中で、Web開発に必要なエッセンスをひとつずつ学んでいくことが出来ます。
Ruby on Railsチュートリアルのメリット②:実務で必要な最低限のスキルが身につく
Ruby on Railsチュートリアルをしっかりと理解すれば、様々なロジックの組み方、REST、Ruby on Railsの規約などを理解することができ、実務で必要な最低限のスキルが身につきます。
難易度が高めであるからこそ、しっかりとした技術が身につくのです。
Ruby on Railsチュートリアルのメリット③:開発からデプロイまで、ウェブアプリケーションの開発の流れを知ることができる
Ruby on Railsチュートリアルではまずエディタの設定(IDEの設定)から始まります。
単にRuby on Railsを使ったプログラミングだけではなく、実際にAWS(Amazon Web Service)との連携やheroku(サーバー)を使ったデプロイ(Webアプリケーションの公開)まで体系的にWeb開発の流れを学ぶことができます。
Ruby on Railsチュートリアルのメリット④:無料である
なんたって嬉しいのが、これだけ充実したチュートリアルが無料で試せるということ。
Web系のプログラミング学習サービスは有料のものが多く、もちろん教本を買えばその分費用がかかります。
プログラミングスクールに通えば、その何倍ものお金が必要になります。
しかし、Ruby on RailsチュートリアルはWeb上に公開された無料の教材です。
無料でしっかりと学べる、本気でプログラミングに取り組みたいなら使わない手は無いでしょう。
Ruby on Railsチュートリアルのメリット⑤:定期的なアップデート
Ruby on Railsというフレームワークは開発が盛んで、どんどんそのバージョンが上がっていっています。
現在はRails5(バージョン5)が最新版になりますが、Ruby on Railsチュートリアルはしっかりとバージョン5に対応した教材になっています。
Railsはバージョンアップのたびにフォルダ構成やmethodの使い方などが少しずつ異なってくるため、古いドキュメントや教本を参考にしているとそのまま写経してもエラーが出るということがよくあります。
Ruby on Railsチュートリアルは現在第四版まで公開されており、Railsのバージョンが上がるたびにそのバージョンに対応した形で教材が書き直されている点が強みです。
Ruby on Railsチュートリアルのデメリット
ここまではRuby on Railsチュートリアルのメリットを述べてきました。
ここからは、デメリットについても紹介します。
Ruby on Railsチュートリアルのデメリット①:開発環境パートが弱い(弱くなった)
これまでのRuby on Railsチュートリアルでは、自分のPC開発環境を整えるところからサポートしてくれていましたが、現在の最新版である第四版では、Cloud9というIDE(統合開発環境)を使用しているため、自分のPCへの開発環境整備ができません。
確かにCloud9は便利ですが、プログラミングをしていく上で、自分のPC(会社のPC)に開発環境を整備することはほぼ必須と言えるので、ここは残念な点です。
Ruby on Railsチュートリアルのデメリット②:比較的難易度が高い
Ruby on Railsは実践的な内容にも触れていく分、一般的な初学者向け教本より難易度が高くなっています。
また、難易度が高いうえにボリュームも多いためため、結構な覚悟を持って取り組まなければ挫折をしてしまうかもしれません。
なぜ初心者にこそRuby on Rails チュートリアルを薦めるのか
ここまで、Ruby on Railsチュートリアルのメリットとデメリットを紹介してきました。
その中でも述べたように、Ruby on Railsチュートリアルは内容は素晴らしいですが、難易度が比較的高く、初心者にとってはなかなか難しいものとなっています。
それではなぜ僕はRuby on Railsチュートリアルをまずやることを初心者に薦めるでしょうか。
本気度を測る
1つは自分がプログラミングを学びたいという意思がどの程度本気なのかを測ってほしい、という意図があります。
プログラミングを習得して仕事にする、ということは、生半可な覚悟では出来ません。
いわゆる技術職ですから、簡単にはいきません。
実際のエンジニアとしての仕事でも、難解なロジックを実装せねばならなかったり、自分の知識を超えたエラーやパフォーマンスの問題に日々ぶつかっていきます。
じゃすてぃは、教本として答えが示されたRuby on Railチュートリアルさえこなせないのであれば、仕事にするのは諦めたほうがいいのではないか、とまで思っています。
それだけプログラミングを仕事にするのは難しい、ということです。
アハ体験をしてほしい
難しい問題に取り組んで答えが出せたとき、人はアドレナリンが溢れ出し、快感を覚えます。
そんなアハ体験が、その人をプログラミングにどっぷりハマらせる要因になります。
確かにRuby on Railsチュートリアルは難しいですが、その内容を一つ一つクリアし、動いた!という感動を覚えてどんどん取り組んでいくことで、プログラミングを楽しいと思えるようになり、スキルもついていきます。
先に難しいことをしておけば、後が楽
Ruby on Railsチュートリアルは、おそらく初心者の方は1周しただけでは内容はほとんど理解できないでしょう。
なのでじゃすてぃは最低3周はすることを勧めています。
一番大変なのが1周目。
ちんぷんかんぷんで、ただ読み進めて手を動かしても全く頭に入ってこないかもしれません。
しかし、2周目以降、少しずつ理解が深まり、3周目以降では、ある程度Ruby on Railsというフレームワークが担う役割がわかってくるようになります。
Ruby on Railsチュートリアルをしっかりとこなした、という経験は今後のプログラマー人生において自分にとって大きな糧になります。
独学で、初心者でもあの難易度のチュートリアルをクリアできたんだ、と。
Ruby on Railsチュートリアルをしっかり学び、その後Progateなどで再度基本に立ち返ることで、基礎を簡単に理解できることでしょう。
それによって、Ruby on Railsチュートリアルの中で悩んだことがすーっと解決するかもしれません。
Ruby on Railsチュートリアルでスキルを身に着けよう
今回は、じゃすてぃがプログラミング初心者にこそRuby on Railsチュートリアルを薦める理由を紹介しました。
正直このやり方がベストプラクティスであるかはわかりません。
人それぞれ、自分にあった学習法はあると思います。
しかし、いずれにせよ、Ruby on Railsを学ぶのであれば、一度はこのチュートリアルを実践すべきです。
難易度は高いですが、このRuby on Railsチュートリアルをしっかりとこなすことで、あなたのスキルはぐんとアップします。
ぜひ挑戦してみてください。
初心者の方々の参考になれば幸いです。