こんにちは、じゃすてぃです。
今日は、IT技術の中でも混同しやすいキャッシュ・Cookie(クッキー)・セッションのうち、Cookieについて紹介したいと思います。
Cookie(クッキー)とは
Cookieは、キャッシュと同じように、Webサイトにアクセスした際にあなたのスマートフォンやPCのブラウザに保存される情報のひとつです。
キャッシュについては以下から
Cookieには、一般的にはWebサイトのログイン情報など、いわゆる認証情報を保存しています。
Cookieに認証情報(ログインしたよ、という情報)が保存されるから、次回はそれを読み込んでくれるんだ!
Cookieの有効期限
Cookieは便利なログイン情報を保存してくれるということは理解できたでしょうか。
しかし、一度ログインした後、しばらくして同じサイトにアクセスしたら、またログイン情報を求められた経験はありませんか?
その理由は、Cookieの有効期限が切れているからです。
Cookieには、悪用を防ぐためにも一般的に有効期限が設定されます。
その有効期限はサイトによりけり。
Cookieを保存するということは、ユーザーにとって便利ですが、それと同時にCookieの流出によって個人情報が流出してしまう恐れがあります。
世の中には悪い人間がおり、Cookie情報を盗もうとするサイトもあります。
そのため、万が一Cookieが盗まれても、短い有効期限に設定しておくことで、再度ログインを促すことができるのです。
Web開発をする際は、あまり長いCookieの有効期限の設定はしないようにしましょう。
Cookieの注意点
Cookieはログイン情報を保存してくれるものでした。
その性質上、注意して使用しなければなりません。
まず、ネットカフェなどの不特定多数の人が使うパソコンでは、Cookie情報を保存しないようにしましょう。
次に他の人がそのパソコンを使用した際に、そのログイン情報が悪用されてしまう可能性もあります。
自分専用のPCやスマートフォン以外では、なるべくCookie情報は削除するようにしましょう。
その他のCookieの利用事例
ここまで、Cookieでの代表的な利用事例である認証情報の保存について紹介してきました。
しかし、Cookieで保存される(できる)情報は、認証情報だけではありません。
Cookieには、「このページを見た」、「あのページのここをクリックした」などのユーザーの動きも保存することが出来ます。
そういった情報をうまく活用し、ユーザー毎に表示を変えたり、以前設定した検索条件を残しておいたりすることができます。
うまくCookieを使うことで、より便利なユーザー体験を与えることが可能です。
Cookieまとめ
今日はCookieについて紹介しました。
- Cookieとは
- 一度Webサイトにアクセスした際に、ブラウザに保存される情報
- 主にログイン情報(認証情報)の保存に使用される
- Cookieが流出してしまうと他者になりすましてログインできてしまう
- Cookieに有効期限を設けて安全性を高める
- ユーザーのWebサイトのアクセスやクリックなどの動作も保存することができる
Cookieはうまく活用することで大変便利な使い方ができます。
とはいえ安全面も考慮して、しっかりと運用しましょう